初詣やお花見が中止となり、売り上げの減少に悩まされている企業の方も多いのではないでしょうか? 終わりの見えないコロナ禍でのマーケティングは、まさに暗中模索の状況です。そんなコロナ禍でトレンドとなりつつあるのが、企業が季節行事を主催しプロモーション活動を行うこと。
いったい企業にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
季節行事は企業に何をもたらすのか?
主なメリットとして点はあげられる点は、
1.減少していく消費の機会を創出する
2.季節行事の中止で消費者の中にたまったインサイトを刺激、より大きな消費を呼び起こす
3.多くの人へ楽しみを届けることで、将来に向け、ブランドイメージを向上させる
それぞれの項を順に解説してきます。
1つ目は、減少していく消費の機会を創出するというメリット。季節行事の中止などで減少した消費の機会を企業自らがつくりあげ、行事期間内における商品の購入を促します。直近で消費を生み出すため、売り上げ減の状況に対し即効性を発揮するのが特徴です。販促は、例えば商品を購入すると限定のQRコードが読み込めるなど行事に参加するための手段であるケースと、行事内で大々的に広告を打ち出し消費を促すケース、大きく2つのパターンに分類できます。
2つ目は、季節行事の中止・縮小で消費者のなかにたまったインサイトを着火するというメリット。じつはコロナ禍の反動で起こる消費が「リベンジ消費」と呼ばれ注目を集めています。(※1)ワクチンが接種できてもコロナの脅威がなくなるわけではないため、リベンジ消費の波にうまくのるためには、自社の商品が感染のリスクなく楽しめる商品であることをアピールするのが重要となっていきます。
3つ目は、たくさんの人へ楽しみを届け、自社のブランドイメージを向上させる、というメリット。季節行事の中止は、消費者の消費意欲を減少させるだけでなく、四季を楽しむ機会も奪っていきます。コロナ禍で厳しい状況にあるなか、企業がでたくさんの人にエールを贈る姿勢は、多くの人の共感を呼び、ブランドイメージの向上に繋がっていきます。この3つ目のメリットがあるからこそ、企業による季節行事の主催がトレンドとなっているのです。
季節行事が多くの注目を集める理由とは?
なぜ季節行事は日本人の注目をあつめるのでしょうか?
理由は、季節行事が日本人にとってかけがえのないイベントであるためです。
日本人は季節に合わせて行事を行い、四季のうつろいを楽しんできました。お正月から始まり、お花見、夏祭り、紅葉、そして年越し……、季節行事は日本人、そして日本に住む外国人の方にとって、季節の美しさを体感する大切な行事なのです。
しかしコロナウイルスの影響が強まる現在、ほとんどの季節行事が中止。2020年3月∼5月時点でお祭りは1116件が中止になった、と発表されています。(※2)
その後も2020年内には、新型インフルエンザ等対策有識者会議(通称:分科会)から、季節行事の過ごし方を変えるよう呼びかけがあり、2021年となった現在も楽しみの場である季節イベントは縮小を余儀なくされています。
季節行事が縮小を続けていくなか企業自らが主体となって季節行事を開催することは、なくなってしまった季節を楽しむ場をつくり出し、日本全体を盛り上げることに繋がっていくのです。
合計視聴回数が70万回を突破「新のどごし〈生〉オンラインまつり」
オマツリジャパンはコロナ禍に適応した季節行事を主催し、コロナ禍における季節行事では、オマツリジャパンも季節行事を主催し、たくさんの方へ楽しみをお届けしてきました。
SNSでのライブ配信は、視聴回数が70万再回再生を突破。テレビや新聞、WEBメディアと多数の媒体へとりあげられ、「新のどごし〈生〉」のプロモーションは大成功を収めました。
オマツリジャパンでは季節行事における専門知識の提供・コンテンツ制作だけでなく、企業様に合わせたコンセプトづくりなど、行事開催のトータルプロモーションを行うことができます。
お花見、七夕、夏祭り、とこれから目白押しの季節行事。ぜひ私たちオマツリジャパンと一緒に、季節行事を盛り上げていきませんか?
(出典)
(※1)リベンジ消費をどう生かす ~ 緊急事態宣言解除後への期待と懸念(YAHOO!JAPAN ニュース)https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamuratomohiko/20210222-00223857/
(※2)新型コロナ イベント中止・延期の経済損失を推計 3兆円余(NHK NEWS WEB)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200629/k10012487251000.html
この記事を書いた人
地域のお祭りやインタビュー、由来を調べるのが好き。いろんなお祭りを知りたいと思っています。